拍・テンポ・BPM ってなに? 音楽のきほんをやさしく
公開日:2026年10月26日
Typing Music の曲のページには「BPM 110」のような数字が出てきます。これは、曲の速さを表す数字です。この記事では、BPM を知るために大切な「拍」や「テンポ」など、音楽のきほんをやさしく説明します。
拍は、音楽の「トン・トン・トン」
音楽を聞いていると、体が自然に「トン・トン・トン」とリズムをとることがあります。この、同じ間かくでくり返されるリズムのもとを「拍(はく)」といいます。
手びょうしをするとき、手をたたく1回1回が、だいたい1拍にあたります。拍は、曲の中でずっと同じ間かくで続きます。
小節と拍子
拍は、いくつかずつのまとまりに分けて数えます。このまとまりを「小節(しょうせつ)」といいます。1小節に何拍あるかを表したものが「拍子(ひょうし)」です。
Typing Music の曲は、どれも1小節が4拍の「4分の4拍子」です。「1・2・3・4、1・2・3・4」と数えられます。曲の最初の1小節は、ハイハットという打楽器が4回鳴るカウントで、画面に「3・2・1・START!」と出ます。このカウントで拍の速さをつかんでから、演奏が始まります。
4拍子のほかにも拍子がある
1小節が3拍の「4分の3拍子」の曲もあります。「1・2・3、1・2・3」と数える拍子で、ワルツという踊りの曲などで使われます。
Typing Music の曲はすべて4分の4拍子なので、「1・2・3・4」と数えながら遊んでみましょう。
音の長さと拍
音の長さは、拍をもとに表します。4分の4拍子の曲では、次のようになります。
- 4分音符:1拍分の長さ
- 8分音符:4分音符の半分の長さ(1拍に2つ入る)
- 2分音符:4分音符2つ分の長さ(2拍分)
テンポは「曲の速さ」
同じ曲でも、速く演奏することも、ゆっくり演奏することもできます。この曲の速さを「テンポ」といいます。テンポが速いと拍の間かくがせまくなり、ゆっくりだと間かくが広くなります。
Typing Music では、テンポが速いほど、ノートが次々に落ちてきます。同じ曲でも、テンポがちがうと、押す速さが変わります。
BPM は「1分間の拍の数」
テンポを数字で表したものが「BPM」です。BPM は、1分間に何拍あるかを表します。数が大きいほど、拍がたくさん入るので、速い曲になります。
1分は60秒なので、BPM 60 なら1秒に1拍です。BPM 120 なら1秒に2拍で、BPM 60 の2倍の速さになります。時計の秒針が「カチ、カチ」と進む速さが、ちょうど BPM 60 と同じです。
Typing Music の曲のページでは、「使うキー」の難しさごとの枠に、その譜面の BPM が書かれています。
Typing Music の曲の BPM
Typing Music の曲は、多くが BPM 110 です。「きらきら星」は BPM 104 で、少しゆっくりです。「どんぐりころころ」の「むずかしい」は、音が細かい分だけテンポを下げて、BPM 96 にしています。
エンドレスモードでは、遊んでいるうちにテンポが少しずつ上がっていきます。結果ページの「到達速度」は、どこまで速くなったかを表しています。
BPM と、1分に押す数
BPM が分かると、1分に押すノートの数も計算できます。たとえば、1拍に1つずつ(4分音符で)ノートが来る曲なら、BPM の数とちょうど同じ数のノートを1分に押すことになります。
エンドレスモードの初級は、BPM 80 で、2拍に1つ(2分音符)のノートから始まります。ですから最初は1分に40ノートです。中級は1分に70ノート、上級は1分に100ノートから始まり、そこからだんだん速くなっていきます。
拍を体で感じてみよう
拍をつかむ練習として、曲を聞きながら、拍に合わせて手びょうしをしたり、足でリズムをとったりしてみましょう。
拍に合わせて体を動かせるようになると、ノートが来るタイミングも予想しやすくなります。遊ぶ前に、カウントの「3・2・1」に合わせて、軽くうなずいてみるのもよい方法です。
拍に合わせて押すコツ
伴奏をよく聞いてみましょう。ハイハットという打楽器が「チッ・チッ」と細かく刻んでいて、拍の頭の音は強く、拍と拍のあいだ(裏拍)の音は弱く鳴っています。キックという太鼓の「ドン」は、1拍目と3拍目に鳴るところや、毎拍鳴るところがあります。スネアという太鼓の「タン」は、ふだんは2拍目と4拍目に鳴ります。
強く鳴る拍の頭の音に合わせて押すと、タイミングが合いやすくなります。裏拍の弱い音に合わせてしまうと、半拍ずれてしまうので気をつけましょう。
最初のカウント(3・2・1・START!)のあいだに、頭の中で「1・2・3・4」と数えて、拍の速さをつかんでおくのもよい方法です。ノートだけを目で追うより、耳でも拍を感じると、押すタイミングが安定しやすくなります。